Fumiya Tanaka

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2007/3 CHaOSを終えて

March 28, 2007

ベルリンで聞いたDJの内容より、大阪も東京も直線的な選曲のMIXで、大阪はその展開が早く感じる選曲で、東京はその展開がゆったりしたペースに感じる選曲の展開やったんやけど、どちらともに持ち味は出てたと思います。VINCENT本人も楽しくプレイできたとのこと。
低域の処理の仕方や全体の時間の使い方はハウスに通じる展開で、その内容からできてくるゆったりした時間のながれは、オープンなムードでした。


僕のほうは、予定していたDJ MIX DVDとCDの為のレコーディングも、うまくいったようです。


うまくいったようですっていうのも無責任な話やけど、当日その時は、MIXに関わる全ての作業に集中し過ぎていて、どれぐらいの水準のものが出来ているか、正直いまいち客観視できてなくて、今でもその評価は漠然とでしかわかってないんやけど、やっててレコードが選ばれるフロアーになっていってた手応えがあって、終わったあとのお客さんの反応を聞くと、楽しかったの一言や興味深い意見もあったから、それなりの内容やったんやないかと感じてます。


ただLIVEでやったときに聞いて良かったものや手応えがあったものが、実際別の形や別のシチュエーションで聞くに耐えうるものかどうかというのはまた別のことなので、このあたりの判断は、録音できたものを聞いていきながら、今後しっかり見極めていこうと思ってます。


5月のCHaOSのゲストはBRUNO PRONSATOのLIVE SET。昨年の七月以来の来日。楽しみです。
今回も遊びに来てくれた人ありがとう。お疲れさまでした。次回からのフライヤーのデザインが変わります。近々詳細アップ予定です。


CHaOSの開催日程とぶつかってて見れなかった日本-ペルー戦をビデオで見ました。
先週末の試合を今日やっと見るというタイムラグで、結果も聞かされて知っているので、いまいちテンションも上がらず見てたんですが、見た感想としては今年開催予定のアジアカップに向けた少ないテストマッチのうちのひとつとしては、それにむけた準備のひとつのながれとして、そんなに悪くない試合やったんやないかと思って見てました。いわゆるヨーロッパ組も混ぜたチームとして戦える数少ない貴重な一戦として、連係を構築する時間を持てたことは収穫やったんやないかと思ってます。しょうもないパスミスや連係の悪さ、攻撃の遅さが気がかりではあったけど、連係を構築中というところでののびシロに期待したいと思いました。
あとは4バックのテストができたのも良かったのではないかと思いました。ボランチと最終ラインの連係はそれほどよくはなかったけど、2人で守る部分も含めてジーコジャパンよりもサイドバックが高い位置どりでバランスを取って外から攻撃する4バックが観れたのは興味深かったです。駒野良かった。髪の毛も金色で気合い入ってました。


あとは全体での守備のやりかた、マイボールになった後の展開、どういった形で相手チームを攻撃していこうという意図でやっていくのか、そのあたりを中心にみていたんですが、このあたりは相手チームに合わせたやりかたをする日本代表ということと、いわゆるヨーロッパ組が入ったことでメンバーの役割や連係の違いがあった影響があったと思うんやけど、そのやり方ひとつにしても違いは出ていて、前線からの守備の位置は巻が一人で高い位置からチェイスしているけどそのあとのチェイスの連動はなかったり、攻撃においての縦へのボールの運びかたひとつでも、いつもよりは最終ラインからのくさびのボールも少なくて、少ない人数での縦のポジションチェンジなど、単調なボール運びが多くなってしまってたり、サイドへのボールの運びかたひとつのパス交換でも選手同士お互い手探りしながら終始プレイしていたように見えてて、中村俊君や高原が入ったことによる他の選手への全体への作用は大きいと思いました。
これは選手が変われば当たり前といえば当たり前のことやとは思うんやけど、今までのオシム監督になってからの日本代表の試合の中では、一番ソリッドに組織的にできた試合やったんやないかと思ってます。とういうより実際のところどうなんかわかれへんからなんとも言われへんけど、見ていて組織的にできたというよりは組織的になっていったというかそういうふうに見えた、全体のバランスを保つことに選手がより力を使ってたように見えた、全体をコンパクトに保つことや、バランスが崩れないように全体が動き続けたようにみえた、選手間の手探りな動きが妙なバランスの良さや均等な距離感を作っていったというか出来ていて、お互いのプレイの意図を終始手探りし続けてたようにみえた内容やって、このあたりも興味深い内容でした。次のステップにいけるかもしれない産みの苦しみもふくめたネクストレベルの入り口というところか。
個人的には中村憲剛おもしろい存在で注目です。

2007/3 CHaOS

March 21, 2007

今週末3月23日と24日は今年一回目のCHaOSです。GUEST DJはVINCENT LEMIEUX。
akufenとレーベルを運営したりmutekのオーガナイズにも関わってるDJです。出音のバランスと音の配置に配慮したMIXで構成していく内容は、DJの力量と選曲でグルーブを持続させ続けようとする意志を感じさせるもので、選曲のセンスの良さと持続させる意志によってできてくる内容は、音やお客さん、フロアーに開かれたものになっていくと期待してます。

昨年同じパーティーでプレイした時に彼のDJを初めて聞いて踊ったんやけど、今回もその時のようなプレイが聞ければパーティーにいい時間がながれるのではないかと期待してます。
その時はベースやキックの低域をオクターブ違いで組み合わせていって、全体の構成は淡々とミニマルに展開していく内容で、グルーブはテクノの出音がハウスグルーブで展開していて、ファンクなグルーブでした。
23日は鰻谷SUNSUI、24日が西麻布YELLOWといつものハコで開催です。
彼のDJは3:00ぐらいからの予定。
僕は店がオープンして3:00ぐらいまでプレイする予定です。
今回もDJMIX DVDとDJMIX CDの為のレコーディングもやります。今回が最後の収録になりました。
これをしゃべろうと決めてしゃべる時にはすでに違う考えが浮かんできてるやっかいな思考回路総体で考えながら、最後に浮き出てくる考えとカンを頼りに、身体を使ってレコードが選ばれるフロアーを作っていけるようにやっていきます。
最初から同じ作業を繰り返しつづけていかないと、自然に選ばれてくるレコードの選ばれる音の基準が把握できないので、最初から高いテンションで進めていこうと思ってます。
今回も楽しみです。

女子ワールドカップ中国2007予選 プレーオフ第1戦 日本-メキシコ

March 10, 2007

今週末はJリーグ観戦をながして女子代表の試合観戦に。女子代表の選手のことはほとんどわからんので、とくに今日はいつものようにグランド全体をぼんやり観戦してたんやけど、日本はよく組織されたいいチームでした。特にサイドから人数をかけた攻撃ができると大体チャンスになってました。特に左サイド。2点とも左サイドからやったし、右サイドの子もよく走ってた。メキシコは守備時はボールサイドに寄り過ぎたり、ボールウォッチャーになる傾向があったかな。とくにサイドからのクロスに対して中央のディフェンスはほとんどボールサイドしかみてなかったような。後半から球際でのプレイは強く当たってたような印象やったけど攻撃は単発でした。両チームもちろんあたりまえのはなしやけど、女子といってもみんなうまいです。ワンタッチパスのうまさが目につきました。プレイもクリーンでほとんどインプレイやったから、試合の時間経過も早く感じました。日本2-0メキシコ。日本勝利です。2戦目もいい結果を残してワールドカップいっときましょう。

全然関係ないけど会場で会った知り合いのかたが言ってたはなしで、日本は背の高いプレーヤーでも170cmないってはなしをしてられて、その時に女子で運動能力の高い人や背の高い人はまずバレーボールにとられちゃうってはなしが出てたんやけど、ほんまのところ実際どうなんやろ?って帰りの電車で考えてました。男子は今ではサッカーをやる子が多いけど、昔は運動能力の高い人は野球にとられて背の高い人はバレーにとられてたってはなしをしてて、昔に比べると男女ともその傾向は減ってるやろうとは思うけど、それでも女子はまずバレーボールにとられてる傾向が強いとのことをおっしゃってて、確かに女子バレーボールは人気のスポーツやろうし、バレーボールは背が高いほうが低いよりは有利やと考えられるスポーツで、サッカーは体格の違いがバレーボールほどは結果に左右されると指摘されるスポーツではないやろうから、女子の場合は特にその傾向が強いのはまんざらでもない話やと思ったんやけど、女子サッカーの場合はとくに体格差が男子のサッカーよりは結果に影響するってはなしを別の人も言っていて、だから女子サッカーでも体格差は男子と比べると大切な要素のひとつやって言ってて体格の大きな子がもう少しいてもいいのではという話をされてたんやけど、この方もちゃんとしたスポーツのトレーナーをしてられる方やし、女子サッカーも僕よりは全然見てられて詳しい方なんやけど、確かに僕の中学の時の女子で運動能力の高い子や背の高い子は大体バレーボールをやってたか、そうじゃなかったら悪い事をしてたような記憶があるんやけど、僕が中学の時は女子サッカー部なんてなかったし、全国的にみても当時は女子サッカー部って数少なかったと思うし、サッカー人気も当時男子でも野球が一番人気やったから、それが選択肢になりにくいっていうのは必然やろうけど、今は実際どうなんやろうね、また機会があれば調べてみようと思います。

J開幕 川崎-鹿島 雑感

March 3, 2007

前半15分あたりまでの鹿島の攻めにしっかり対応できていった川崎が徐々に試合の主導権を握っていく展開に。川崎は攻守においても選手間で声をかけ、徐々に対応していってる様子は、チームの成熟度と選手間の連係のよさを感じた。今年はAFCもあるので期待しとります。箕輪応援してます。

対する鹿島への印象はちょっと不安な印象。黄金期を築いたチームも今は過渡期なんやろうし、それはどのチームにもあることやろうけど、鹿島には若い選手で潜在能力の高い選手はたくさんいるし、個人的にも好きな選手もいるので、チームとしてもうちょっと工夫できないかな?という印象。前にボールを蹴ってくる戦術もわからなくはないけど、そればかりだとおもしろくないし、点が入るかんじもないこともないけど、それがあかんかった時の別の対策なども必要なんじゃないかと思った。川崎が試合の中で対応していっちゃったから最後はパワープレーになってくるのは必然やったかな。守備においても特に中盤からの連動した守備のやりかたや、ボールの取りどころなどもう少し工夫や対策があってもいいのではと思った。鹿島の伝統的なサッカーとして、最終ラインの1対1の強さを活かして、横からの揺さぶりにも対応できる連係に期待したい。ただ今日の試合はアウェーの試合やし、まだ開幕戦やから、この試合だけでは判断でけへんし、今後連係もよくなってきて試合内容が良くなっていくやろうから次節以降の試合内容に期待したい。外人助っ人もまだなじんでない印象やし。現時点では攻守とも連係構築中という印象。ジーコイズムって横断幕目立ってたよ。


試合は負けたけど、久保がすごいシュート決めてる。弾丸ロングシュート。インパクト絶大。

U-22香港戦 雑感

March 2, 2007

連日徹夜。。。さきほどU-22香港戦をビデオでみました。


中盤のサイドに起点を作りながら、各選手の連動した動きで常に最低2つのパスコースをつくりながら、バランスよく全体で相手陣内に押し込みながら立ち上がりは攻めていたと思う。最前線の流動的な動きも最初はよかった。カレンの運動量が最前線の潤滑油に。ただ前半20分あたりから前線と中盤が間延びする時間帯が出てきて、徐々に連動性も薄れてくる。前線も孤立して攻撃は淡白に。
後半の立ち上がりからは香港が前がかりになったのか、日本の選手のポジジョニングが全体的に下がったのか、香港に攻め入られる時間帯になっていって、全体的に積極性も薄れていって受けにまわる展開に。
選手交代で打開をはかって、前線と中盤の連動性は多少活性化したけど、攻撃は水野の個人突破が目立ったぐらいで、選手交代以降も連係の悪さや連動性はいまいち改善されず、全体的な組織の完成度は現時点ではいまひとつといった印象。
この時期の選手のコンディションも考えるとチーム作りがうまくいってるかどうか推し量りにくいけど、この時期でのこのチームの出来を現時点で評価すると、今後に向けてのベース作りとしての完成度には少し不安な印象。チームの完成度が未だ確立されてないところで、ここは我慢の時なのかもしれないけど、新潟監督時のようなチームに組織的な要素をうまく取り入れられてないという印象で、新潟時のチームとはタイプが違うけど、今後監督がどういうチーム作りをしていくかは注目したいところ。監督自体もみていて歯痒さはあるやろう。その影響もあってか、インタビューを読んでみると監督自身のコメントにも新潟監督時のような歯切れのよさはない。チームに多少のチューニング調整の必要性を感じてるんじゃないかと感じた。


あと気になったことといえばJリーグ開幕前でケガの心配に配慮した部分もあったやろう、玉際の強さや鋭さはもう少しあってもよかったと思った。プレイが淡白すぎないかな。せめて守備時のサイドでの人への寄せや、マーカーを受け渡された後の全速力ダッシュや、1対1での玉際の強さが感じられなかったところが気になったところ。審判の過敏な判定が微妙に心理的にも影響はあったと思うけど。